若草山

若草山

夏の奈良を舞台に

「なつの奈良旅キャンペーン2014」 なら涼みを実施/愛知若草山

名古屋から近鉄特急で約2時間30分で到着できる人気の観光地・奈良。奈良市奈良市観光協会西日本旅客鉄道株式会社、近畿日本鉄道株式会社、奈良交通株式会社は共同で、夏の奈良への誘客施策「なつの奈良旅キャンペーン2014」を発表、7月1日から9月30日まで実施される。*1、朝と夕方以降などの涼しい時間に開催される企画のほか、この時期にしか体験できない企画を実施する予定だ。

新日本三大夜景のひとつである若草山からの夜景観賞バスは、昨年より運行数を増加。日程は7月18日から8月14日、8月16日から8月31日の毎日と、9月5日から9月23日の金、土、日、祝の各日、全55日間を予定している。大人500円(キャンペーン参画の旅行商品で奈良市内で宿泊すれば、無料で乗車できる特典もあり)。

春日大社では20年に一度行われる御殿の建て替えが平成27年、28年に控えており、この機会に特別参拝、特別公開を実施。神主さんや巫女さんによる特別参拝や、通常非公開となる「桂昌殿(けいしょうでん)」で昼食を楽しむことができる催しも(要予約)。平安時代の装束などを展示する宝物殿特別展示も開かれる。

また薬師寺唐招提寺、喜光寺、西ノ京三ヶ寺ではロータスロード(蓮の花を巡る道)の情報発信を強化する。通常6月下旬から8月上旬に見られる蓮の開花状況を、奈良市観光協会ホームページなどで随時発信。瑞々しい蓮の花が咲き誇る午前中に、西ノ京三ヶ寺の参拝を提案する。

世界遺産元興寺では、夜のお寺で怪談話を体験する「ならまちナイトカルチャー真夏の怪談」を開催。昨年は6日間の開催で、全日ほぼ満員になるほど好評を博した。今年は扇子の提供や元興寺本堂の夜間特別拝観もプラスする。日程は7月25日、26日、27日、8月1日、2日、3日。大人1000円。(要予約)

 ほかにも奈良公園の冬の風物詩である鹿寄せを開催したり、奈良市観光協会マスコットキャラクター「しかまろくん」のスタンプラリーも実施予定。さまざまな楽しみ方ができる夏の奈良にぜひ足を運んでみては。

原始林守れ 奈良・若草山山頂で消防訓練

山林火災が発生した際に迅速な消火活動ができるようにと、奈良公園事務所や奈良市中央消防署などが若草山(標高342メートル)山頂周辺で消防訓練を実施した。

 昭和53年6月に発生した火災で4・8ヘクタールの山林が焼けたのをきっかけに毎年行われ、今年で38回目。今回は奈良公園事務所の職員や消防隊員ら約50人が参加した。

 訓練は、若草山の谷間から出火したとの想定で実施。隊員と公園事務所職員らが協力してホースをつなぎ合わせ、山頂や中腹などから谷間に向けて一斉放水した。

 奈良公園事務所の西岡純一郎所長(55)は「昨年8月には春日山原始林で落雷による火災も発生した。今後も合同訓練を続け、関係を密にしていきたい」。奈良市中央消防署の森田敬三署長(57)は「山林火災のマニュアル作成など、春日山原始林を後世に伝えるために尽力したい」と話していた。

*1:夏の奈良を舞台に